ドローンで野生動物を探査する、トップライズなどによる撮影実験=魚沼市
ドローンで野生動物を探査する、トップライズなどによる撮影実験=魚沼市

 総合建設コンサルタントのトップライズ(新潟市秋葉区)は、小型無人機「ドローン」で野生動物を撮影して探査する技術を開発した。クマやイノシシなどによる被害対策に向け、約2年半かけて新潟大や新潟県と共同研究し、県内各地で撮影した。蓄積したノウハウを生かし、人工知能(AI)を使った画像解析など今後の事業に活用する。

 トップライズはドローンを使って工事現場や山地の地形などの航空測量を行っている。これまでの技術や保有する機体を生かし、測量以外でのドローン活用を目指している。

 近年、社会問題になっている野生動物の被害対策として、ドローンに搭載したカメラでの探査事業に着目した。クマなどの生態に詳しい新潟大の...

残り570文字(全文:870文字)