9月27日投開票の自民党総裁選について、新潟日報社は24日までに、自民党県議団32人を対象に投票先の調査を行った。高市早苗経済安全保障担当相が11人とトップで、次いで小泉進次郎元環境相が6人、小林鷹之前経済安保相が4人だった。岩村良一幹事長ら8人は党員の投票行動に影響することなどを理由に明らかにしなかった。

 過去最多の9人が争う総裁選は混戦模様となっている。自民県議団の中で特定候補に投票先をまとめる動きはなく、県議の動きにも濃淡がある。本県の党員・党友約2万2800人の支持動向は、なお不透明だ。

 調査は対面や電話で支持する候補や理由を聞き取った。

 高市氏を支持する県議からは、政策立案能力を評価する声が上がった。小山大志氏(十日町市・中魚)は「安保環境の変化を受け、日本のやるべきことを打ち出せる」と外交姿勢を評価。青柳正司氏(新潟市北区)は高市氏が全国の党員らに送った政策リーフレットを参考にしたとし、「政策通。地方活性化策に期待したい」と語った。

 小泉氏を支持する県議からは、「政治とカネ」を巡る問題で...

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