若宮八幡宮で奉納された太々御神楽=南魚沼市一村尾
若宮八幡宮で奉納された太々御神楽=南魚沼市一村尾

 新潟県南魚沼市一村尾の若宮八幡宮で十五夜大祭が行われた。地域住民が受け継いできた市指定無形文化財の太々(だいだい)御神楽(おかぐら)が奉納され、見守った住民らから温かな拍手が送られた。

 太々御神楽の発祥は定かでないが、江戸末期にはすでに奉納されていたとされる。当時7、8座ほどだった神楽は、現在26座ある。舞子たちは9月1日から毎夜、若宮八幡宮の神楽殿などで練習を重ね、小学生から70代までの32人が舞った。

 9月14日の宵宮(よいみや)では10座を披露し、15日の大祭では26座を奉納。笛や太鼓など軽快なおはやしとともに、五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する舞などの神楽が続いた。

 神楽歴30年のベテ...

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