
全国中学生少林寺拳法大会の男子単独演武の部で優勝し、意欲的に練習に励む小野塚純さん=新潟市秋葉区横川浜の小須戸武道館
新潟市秋葉区の小須戸スポーツ少年団に所属する小須戸中3年小野塚純(すなお)さん(14)が、8月下旬に岡山市で開かれた「第18回全国中学生少林寺拳法大会」の男子単独演武の部で優勝した。幼少時から仲間と切磋琢磨(せっさたくま)しながら打ち込んできた武道で極めた頂点。「少林寺拳法部のある高校に進学し、もっと技を磨きたい」とさらなる意欲も燃やす。指導者は「新潟県の少林寺拳法の未来を担う存在だ」と今後の活躍に期待している。
少林寺拳法は1947年に日本で生まれた武道。演武では披露する技の確実性や迫力などが審査される。小野塚さんは147人が出場した男子単独演武の部で頂点に立った。この大会で新潟県内の中学生が優勝したのは初めてだ。
2023年はこの部で準優勝だった小野塚さん。次は優勝をというプレッシャーの中、より技の正確性を高めるため、鏡を見たり、動画を撮ったりしながら、わずかな癖を修正してきた。優勝が決まった時...
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