
左から安藤夏代さん、佐合雄介さん
新潟県佐渡市の2人のランナーが、フルマラソンや過酷なレースの「日本代表」として、それぞれ活躍している。佐渡で日々鍛錬を重ね、世界に挑む2人を紹介する。
◆シドニーで力走!フルマラソン年代別世界選手権に出場・安藤夏代さん
真野地区のスポーツインストラクター、安藤夏代さん(53)は、9月中旬にオーストラリアで開催された、フルマラソンの年代別世界選手権に出場した。日の丸を着け国内外の選手とともに、シドニーの街を快走。「年齢的にもう頑張れないかな、と思うこともあったが、たくさんの人との出会いが刺激になった」と晴れやかに語る。
2023年11月、茨城県で開催された「つくばマラソン」を3時間22分で完走し、自己ベストを更新。50〜54歳の年代別日本代表に選ばれた。世界大会では記録更新はならなかったが、「途中で越された年上の女性からゴール後、『あなたは若い。まだまだ伸びる』と言われた。悔しいけどうれしくて、やる気がみなぎった」と振り返る。

トライアスロンやマスターズ水泳の大会にも出場しており、日々ハードな練習に打ち込んでいる。週末は地元の仲間と一緒にトレーニングすることが楽しみだというが、「女性が少ないのが少しさみしい。挑戦する仲間が増えたらうれしい」と話す。
今後のフルマラソンでの目標は、3時間15分を切ること。近年は毎年出場している、佐渡国際トライアスロン大会にも、今後も出場を続けるつもりだ。「病気やけがなく、いつまでもスタートラインに立ち続けたい」と力を込めた。
◆限界の“その先”へ!10月開催「バックヤード ウルトラ」代表・佐合雄介さん
フルマラソンより長い距離を...
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