
日頃の備えや早期避難の大切さを伝えた「自主防災シンポジウム」=加茂市幸町2
家庭や地域での災害の備えについて考える「自主防災シンポジウム」が、新潟県加茂市産業センター(幸町2)で開かれた。2022年の新潟県県北豪雨を経験した専門家が、早期の避難や日頃から防災意識を高めておくことの大切さを伝えた。
シンポは加茂市と新潟県が9月14日に共催し、市民ら65人が参加した。県北豪雨で被災した村上市小岩内(こいわうち)地区の防災士で新潟県防災リーダーの高野賢二さんが話し手を、中越防災安全推進機構の河内毅さんが聞き手を、それぞれ務めた。
高野さんは、高齢者の多い小岩内地区では避難を始めた午後9時ごろ、既に就寝し、呼びかけに反応のない世帯があった状況を振り返った。「自分は大丈夫」と...
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