東京証券取引所の最上位プライムに上場する新潟県内企業11社のうち、執行役員を含む役員に女性がいるのは約9割の10社に上ることが10月2日、新潟日報社の調べで分かった。一方、政府が求める「2030年までに30%以上」の目標に達している社はほとんどなかった。女性役員は増えているものの、女性社長はゼロで、ジェンダー格差解消への課題が浮き彫りになった。

 9月末現在で女性役員が最も多いのは、4人の有沢製作所(上越市)だった。3人が雪国まいたけ(南魚沼市)とアクシアルリテイリング(長岡市)。2023年春の調査では、女性役員3人以上の県内企業はなかった。

 2人は亀田製菓(新潟市江南区)、1人は福田組(新潟市中央区)やアークランズ(三条市)など6社。女性役員がいないのは...

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