「燕三条 工場の祭典」参加施設の近藤製作所でフライパン作りを体験する来場者(左)=10月3日、三条市猪子場新田
「燕三条 工場の祭典」参加施設の近藤製作所でフライパン作りを体験する来場者(左)=10月3日、三条市猪子場新田

 新潟県の県央地域の工場などを一斉に開放する「燕三条 工場(こうば)の祭典」が3日、開幕した。6日までの4日間で109の企業などが参加し、約5万人の来場を見込む。キャッチコピーは「ものづくりで繋(つな)げ」。工場見学をはじめ、ものづくり体験や交流イベントなど多彩な企画が繰り広げられる。

◆三条・近藤製作所 フライパン作りで職人気分

 工場の祭典は2013年に始まり、12年目。今年は燕、三条の両商工会議所青年部メンバーらでつくる実行委員会が主催する。包丁やカトラリーなど最終製品ができる工場だけでなく、プレスやメッキといった分業の現場も見学できる。ものづくり体験を実施する事業所もある。

 実行委員長の安達拓未さん(36)は「多様な加工を完結できる...

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