
常盤座のメンバーから人形芝居を学ぶ子どもたち=佐渡市泉
国の重要無形民俗文化財に指定されている佐渡の人形芝居を親子で学ぶ教室が、新潟県佐渡市泉のときわ館で始まった。鬼太鼓など他の芸能に比べ、子どもの担い手が少ないとされる人形芝居。初回は小中学生の親子5人が参加し、楽しそうに人形を操った。
将来的な担い手確保につなげようと、佐渡文化財団が主催して3年目。2024年の教室は全9回で、参加者は最終回の12月1日に人形芝居をお披露目する。
9月29日の教室では、最盛期に島内で約50の人形一座が存在した歴史や、今も9座が粘り強く活動している点などを学んだ。文弥人形グループ「常盤座」の手ほどきで牛若丸や弁慶の人形を手にすると、自在に動かす難しさを体感しながら...
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