企業などを対象とした認知症サポーター養成講座=新潟市南区能登
企業などを対象とした認知症サポーター養成講座=新潟市南区能登

 認知症への理解を深めてもらおうと、新潟市南区が、認知症サポーター養成講座をスーパー「イオン白根店」(南区能登)で行った。従業員16人が参加し、認知症の客を見かけた際の適切な対応を学んだ。

 南区の高齢化率(8月末現在)は32・5%で、市内8区で4番目に高く、およそ3人に1人が65歳以上の高齢者となっている。

 講座は9月上旬に実施し、区内の白根緑ケ丘病院や地域包括支援センターの職員が講師を務めた。講師は「会計せずに商品を持ち帰ってしまう」「支払い時に手間取る」といった認知症が疑われる行動を紹介。「焦らず、相手の言葉に耳を傾けてほしい」と説明した。

 受講した青果売り場担当の男性(43)は「認知症の...

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