
古民家の改修作業。断熱材を新たに組み込むなどし、古い壁や天井を活用する=10月4日、十日町市安養寺乙
新潟県十日町市の旅行会社が、十日町市安養寺乙にある築約150年の古民家を、1棟貸しの宿泊施設にリノベーション作業中だ。雪国十日町ならではの体験や食事を楽しめる宿がコンセプト。2025年2月のオープンを目指し、クラウドファンディング(CF)での支援も呼びかけている。
手がけるのは十日町市馬場丁の旅行会社「HOME HOME NIIGATA」。古民家は居住者が亡くなり相続人が解体予定だったが、惜しんだ集落の人が、別の集落で古民家宿の運営実績がある井比晃社長(40)に相談。「古民家は新しく造ることはできない。地域の風土が色濃く反映されていて貴重だ」と買い取りを決めた。
井比さんによると、古民家は農...
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