新潟県の南魚沼市消防本部は、119番通報時にスマートフォンを使って現場の状況や応急手当の方法などを映像で通報者と共有するシステム「Live(ライブ)119」を導入し、10月1日から運用すると公表した。

 音声通話で伝えることが難しい緊急時の状況を、スマートフォンの映像を通して、消防の通信指令室に伝える。新潟県内では長岡市消防本部や柏崎市消防本部などが運用している。

 南魚沼市消防本部管内では、通報から救急車が到着するまでの平均時間が14分程度で、全国平均より5分ほど遅い。エリアが広いことに加え、スキーや登山などレジャーに伴う事故も多いことから、ライブ119でやりとりをし、到着まで応急措置をしても...

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