
出荷の最盛期を迎え、小雨の中で収穫される食用菊「カキノモト」=10月8日、新潟市南区保坂
秋の食卓を彩る食用菊「カキノモト」の出荷が、新潟市南区白根地区でピークを迎えている。10月8日、鮮やかな赤紫色に染まった畑で収穫が行われ、生産者は1輪ずつ丁寧に花を摘み取っていた。
カキノモトはシャキシャキとした食感と香りが特徴だ。白根地区では、JA新潟かがやきしろねかきのもと部会の23人が計約4・5ヘクタールで栽培。出荷量は約30トンで、新潟県内産の約8割を占める。
2023年は記録的猛暑の影響で花が日焼けするなどし、出荷量が半減した。24年は平年並みの出荷が見込まれ、色づきもいいという。
しろねかきのもと部会長の細貝洋一さん(52)は「順調に育ってくれた。おひたしや天ぷらにして食べてほし...
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