定時制・通信制高校の生徒たちがこれまでの経験や夢を語った生活体験発表大会=新潟市中央区南長潟
定時制・通信制高校の生徒たちがこれまでの経験や夢を語った生活体験発表大会=新潟市中央区南長潟

 定時制、通信制高校の生徒による生活体験発表大会の新潟県下越地区大会が、新潟市中央区南長潟の開志学園高校で開かれた。学費を払えず高校を中退した過去を持ち、かつての自分と同じような境遇の子どもを救いたいと、子ども食堂を開く夢を語った新潟翠江高校通信制の3年長谷部蒼(あお)さん(26)が1位に選ばれた。

 下越地区大会は9月中旬に開かれ、9人が出場。審査員や開志学園高の生徒らを前に、7分間の持ち時間でそれぞれの経験や思いを話した。

 長谷部さんは新潟県外出身。両親が離婚して家計が苦しくなり高校を辞めた。学歴へのコンプレックスや家族関係に悩み、一時は自殺を考えるほどだったが、「このままではいけない」と家...

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