沿線の早期復旧に向けた活動を確認したJR米坂線復旧関川期成同盟会の設立総会=10月7日、関川村上関
沿線の早期復旧に向けた活動を確認したJR米坂線復旧関川期成同盟会の設立総会=10月7日、関川村上関

 2022年の新潟県北豪雨2022年8月3日から4日にかけて発生。新潟県によると住宅被害は村上市、関川村を中心に全壊8棟、半壊23棟、床上浸水889棟などの被害が出た。総降水量は村上市坂町で589ミリ(国土交通省観測)、関川村下関で569ミリ(気象庁観測)などと記録的な豪雨になった。人的被害は重傷者1人で、死者はいなかった。で被災し、バスでの代行運行が続くJR米坂線の早期復旧を目指す住民組織「JR米坂線復旧関川期成同盟会」が10月7日、関川村で設立された。村議や団体役員らで構成し、国や県、JR東日本に働きかける。復旧後の利用促進に向け、沿線自治体と連携しながら観光振興による地域活性化にも取り組む。

 期成同盟会は、村議会が中心となり、村内の団体などに参加を呼びかけた。総会には約70人が出席。発起人代表の小沢仁議長は「米坂線は時間が止まったまま、いまだに復旧のスケジュールすら決まっていない。当会の目標を達成できることを祈念する」とあいさつした。

 期成同盟会会長には村商工会の中倉虎治顧問を選出...

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