架空の料金請求で現金約30万円をだまし取られたとして、新潟県佐渡市の80代男性が10月12日までに、佐渡署に被害を届け出た。同署は特殊詐欺事件とみて調べている。

 佐渡署によると、10月10日、男性の携帯電話に実在する通信会社を名乗るメールが届いた。翌日、男性が記載された番号に電話すると、男から「有料コンテンツの未納料金がある。払わないと訴訟を起こす」などと告げられた。男性は市内の金融機関のATMで、指定された口座に3回にわたって約30万円を振り込んだ。

 不審に思った男性が家族に相談し、被害に気付いた。

...