
ヘチマを栽培し、たわしを作っている奈良場香織さん=長岡市上塩
新潟県長岡市栃尾地域に関東から移住した女性が、耕作放棄地を活用し、ヘチマを栽培している。農薬を使わずに育てたヘチマを、体用や食器用など、さまざまな大きさのたわしにカットして売り出している。女性は「3、4カ月使え、最後は土に帰るお得で環境に優しい素材だ」として、ヘチマの良さをPRする。
女性は、東京都出身の奈良場香織さん(35)。学生時代から環境問題や農業に関心を持ち、農業関連の企業に勤めていた。夫の仕事の関係で2020年に埼玉県から移住した。
環境に優しい暮らしを意識する中で、ヘチマのたわしを使ってみると、とても使いやすかったという。海外産のヘチマたわしはインターネットで販売されているが、国...
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