
ライトシップ高等学院の拠点となる佐渡汽船直江津港ターミナルのスペース=上越市港町1
職業教育に重点を置き、提携する地元企業で働きながら高卒資格が得られる「ライトシップ高等学院」(新潟県上越市)が、2025年4月の開校に向けて準備を進めている。生徒は新潟産業大付属高校(柏崎市)の通信制課程に在籍し週3日ほど働く。学校と企業が一緒になって生徒を教育するドイツのデュアルシステムを取り入れたカリキュラムが特長で、全国的にも珍しい試みという。
ライトシップ学院は元海洋高校教諭の松本将史さん(45)が2023年6月に設立した株式会社「LIGHTSHIP」が運営し、新潟産大付属高通信制課程のサポート校に位置づけられる。松本さんは糸魚川市の水産会社「能水商店」の社長でもあり海洋高のキャリア教育も支援している。
構想のきっかけは、...
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