草を刈り、修験道ルートを整備する「妙高(関山)の文化財を語る会」のメンバー=妙高市関山
草を刈り、修験道ルートを整備する「妙高(関山)の文化財を語る会」のメンバー=妙高市関山

 新潟県妙高市の関温泉組合が、かつて山伏が関山神社と妙高山を往来していた修験道ルートを調査し、復元する活動に取り組んでいる。将来的にはルートを歩くツアーを企画し、国内外の観光客を招く目玉にする。10月20日にテストツアーを開く予定で、関係者は「妙高の歴史や自然を生かした唯一無二のコンテンツに育てたい」と話している。

 関山神社のある関山地区はかつて山伏信仰が盛んで、多くの修験者(山伏)が修行のために関山神社、関温泉、妙高山を往来したとされる。関山神社の伝統行事で地域住民らが山伏に扮(ふん)して...

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