雁木の軒下に柿をつるす大町小の児童ら=10月18日、上越市大町5
雁木の軒下に柿をつるす大町小の児童ら=10月18日、上越市大町5

 高気圧に覆われた新潟県内は10月18日、多くの地点で最高気温が25度以上の夏日となった。上越市(高田)では29・6度と9月上旬並みの気温を観測。市内中心部では、住民や小学生らが半袖姿で柿を雁木(がんぎ)につるして干し、街に秋の彩りを添えていた。

 干し柿作りは、上越市のNPO法人「街なみFocus(フォーカス)」が、昔ながらの風景を再現しようと、10年ほど前から同市大町5の雁木通りで取り組んでいる。

 今年の作業には、地元の大町小5年生33人も参加。NPOのメンバーとともに柿約270個の皮をむき、麻ひもにくくりつけ、雁木の軒下にずらりと下げた。約1カ月間干す。

 参加した男児(10)は「食べるのが...

残り36文字(全文:336文字)