
生徒に公開して行われた県高校総合文化祭写真専門部展の2次審査=10月17日、新潟市中央区一番堀通町
新潟県内の高校生が写真の出来栄えを競う県高校総合文化祭写真専門部展の2次審査が10月17日、新潟市中央区の県民会館で行われた。最優秀賞に、個人部門の十日町高3年根津郁美(いくみ)さん(17)と中越高1年加藤希里也(きりや)さん(16)の作品、共同制作部門の新潟明訓高の作品が選ばれた。
新潟県内50校から3225点の応募があった。1次審査を通過した作品を選考する2次審査は、出品した生徒に公開された状態で行われた。県写真家協会の山田努会長と長岡造形大の若子jet助教がじっくりと作品を選び、最優秀賞が決まると、生徒たちから拍手が沸き起こった。
根津さんの作品は「雪上ダンシング!」。一面雪に覆われた十日町高のグラウンドで踊る人を撮影した。雪上に木々や校舎が陰として映り込んでおり「雪と陰を上手に使った奥深い作品」と評価を受けた。根津さんは「最後の大会で賞をいただけてうれしい」と喜んだ。
加藤さんは「労働」と題し、労働者の姿を顔上部を外して撮影。流れる汗やよれた服などを写した作品で、審査員からは「高校生がこういう所に着目したことに感動した」と評価...
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