JR柏崎駅前に広がる商店街。有権者からは市中心街の空洞化を懸念する声が上がる=10月21日、柏崎市駅前2
JR柏崎駅前に広がる商店街。有権者からは市中心街の空洞化を懸念する声が上がる=10月21日、柏崎市駅前2

 10月27日の投開票が迫る衆院選で、新潟県内の選挙戦は新たな区割りでの戦いとなる。新たな4区は、これまで3選挙区に分かれていた長岡市が一つにまとまり、歓迎する声が聞かれる。一方で、旧2区だった柏崎市、出雲崎町、刈羽村は、大票田の長岡市と一緒の選挙区となり、意見が届きにくくなることへの危惧が出ている。有権者の思いを詳しく聞いた。

 旧2区だった柏崎市と出雲崎町、刈羽村は、長岡市、見附市、小千谷市と4区を構成する。大票田の長岡市と同じ選挙区になるため「自分たちの地域の訴えが届きにくくなる」と埋没を懸念する声が上がる。一方、区割りにこだわらないという住民もおり、「地域の実情を最も知っている候補を見極...

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