あらかわ荘の料理長、佐藤匠さんが提供する特別懐石弁当「朳差」
あらかわ荘の料理長、佐藤匠さんが提供する特別懐石弁当「朳差」

 新潟県関川村の指定文化財の邸宅「東桂苑(とうけいえん)」で、地元の若手料理人が手がける初の特別懐石弁当「朳差(えぶりさし)」が提供されている。11月16日までの期間限定。シイタケ、米、カボチャなど、村の清流が育んだ味覚をふんだんに盛り込んだ。関係者は紅葉の庭園と食の「ぜいたくな時間を過ごしてほしい」とPRしている。

 弁当を提供しているのは、光兎(こうさぎ)の宿あらかわ荘で、料理長の佐藤匠さん(28)が担当する。東京などでの修業を経て、2024年、料理長に就任。新潟ガストロノミーアワード若手シェフ部門を受賞している。

 関川村観光協会は春と秋、東桂苑で郷土料理中心の御膳を出している。工夫を凝らし...

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