新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類となった2023年5月〜24年4月の1年間で、死者数が計3万2576人に上ったことが、厚生労働省の人口動態統計で分かった。季節性インフルエンザの約15倍と格段に多く、大部分を高齢者が占める。政府は重症化リスクの低下を理由に新型コロナウイルスの類型を引き下げ、日常生活の制約はほぼなくなったが、今も多くの人が脅威にさらされている。

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