
笹ケ峰放牧場で行われた牛の下牧作業=10月25日、妙高市杉野沢
冬を前に、新潟県妙高市杉野沢の笹ケ峰放牧場で10月25日、牛の下牧作業が行われた。初夏から秋まで、放牧場でのびのびと過ごした牛たちがトラックに載せられ、畜産農家の元へ帰っていった。
放牧場は妙高戸隠連山国立公園内の標高約1300メートルにある。広さは東京ドーム23個分に当たる約108ヘクタールで、JAえちご上越が管理している。畜産農家の負担や餌代を軽減し、牛の体を強くするため、上越地域で飼育されている牛を中心に毎年放牧している。
2024年は5月下旬から肉牛と乳牛が放牧され、豊富な湧き水と牧草、夏でも快適な高原の気候の下、ピーク時には70頭が過ごした。10月25日は40頭が下牧した。順調に育...
残り99文字(全文:399文字)