10月27日に投開票があった衆院選で、投票率が低い20代の実情を探ろうと、新潟県内の大学生6人に思いを聞いた。学生は候補者や政党の訴えを吟味して1票を投じた。選挙に行ったことで国政への関心を高めた人もいた。ただ県内小選挙区の投票率は58・56%と過去2番目に低く、若者をどう引きつけるかは、なお課題だ。学生からは「もっと身近な政策を」「情報が入りやすくなるといい」などと望む声が上がった。(3回続きの3、文中仮名)

 公示後から取材してきた6人は、街頭演説で候補者の話を聞いたり、選挙公報を読み込んだりして投票先を決めた。1人は棄権した=表参照=。

 新潟大大学院2年のリョウさん(23)は選挙期間中、...

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