SEAのソエトジョ・サトリオさん(左)、ザカリー・スミスさん(中央)、キャメロン・マッキントッシュさん(右)
SEAのソエトジョ・サトリオさん(左)、ザカリー・スミスさん(中央)、キャメロン・マッキントッシュさん(右)

 新潟県内初の「スポーツ国際交流員(SEA)」として、海外出身のスポーツ指導者3人が佐渡市に着任し、活動している。それぞれバドミントン、バスケットボール、野球の専門家で、母国の代表チームや優秀な中高生らを指導してきた経験を持つ。SEAの一人は「大好きなスポーツを切り口に、楽しみながら英語を学んでほしい」と呼びかけている。

 SEAは、外国語指導助手(ALT)の派遣などを行う外国青年招致事業(JETプログラム)を活用して導入。市は2024年度当初予算で関連費735万円を付けた。スポーツを通じた外国語教育、国際交流を進めるため、佐渡市では主に中学生を指導する。3人は9月に始動し、部活動や地域クラブの指導者を育成する役割も担う。

 バドミントンのソエトジョ・サトリオさん(54)はインドネシア出身。現役時代、混合ダブルスで世界ランク10位代まで上り詰めた。引退後は母国の代表チームや、岩手県の高校で指導した経験がある。

 バスケのザカリー・スミスさん(26)は本場米国で競技に親しみ、筋力トレーニングや栄養指導、勤勉な姿勢に定評があるという。

 野球のキャメロン・マッキントッシュさん(25)は米シアトル出身。大リーグ・マリナーズなどでプレーしたイチロー選手の活躍を見て育った。幅広い年代の指導経験がある。

 任期は...

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