栃尾高校の全校生徒が耳を傾けた「命の大切さを学ぶ教室」=長岡市金沢1
栃尾高校の全校生徒が耳を傾けた「命の大切さを学ぶ教室」=長岡市金沢1

 交通事故被害者の遺族から話を聞く「命の大切さを学ぶ教室」が、新潟県長岡市金沢1の栃尾高校で開かれた。高校3年生だった次男=当時(17)=を交通事故で亡くした60代の男性が体験を語り「どんな時も精いっぱい、一生懸命に生きて、大きく成長してほしい」と呼びかけた。

 教室は県警と県が10月中旬に行い、全校生徒と教員ら約190人が耳を傾けた。男性の次男は2015年、自転車で青信号の交差点を渡っていたところ、左折してきたトラックに巻き込まれた。トラックの運転手は、助手席に棚を作って視界不良のまま走行したため、左前を走っていた次男の自転車に気付いていたにもかかわらず、安全確認ができなかった。

 男性は、次男...

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