
30年前の集落の様子を記録した資料を懐かしむ区長たち=関川村下関
30年前に新潟県の関川村民らが書いたメッセージを入れたタイムカプセルの開封式が、関川村下関の「農村文化交流センターの〜む」で行われた。当時の写真や文書が取り出され、参加者は懐かしむとともに、地域づくりへの思いを新たにした。
タイムカプセルの事業は農村整備開始20年を記念し、新潟県などでつくる実行委員会が1993年に実施。「過疎化の問題を乗り越えて住みよい環境をつくる」との願いで、30年後の住民に向けたメッセージを県内各地から募った。
県農村環境課によると、関川村など当時の89市町村から計約340点が集まり、県内で最初に整備のモデル事業を導入した旧湯之谷村(現魚沼市)に建てられた記念碑の下に埋...
残り323文字(全文:623文字)