
一ノ木戸小の児童に三条凧協会会長の須藤謙一さんが思いを語った講演=三条市興野1
江戸時代から続く三条凧(いか)合戦を通じて、夢や志を持つ大切さや、地元への愛着を学ぶ講演が、新潟県三条市興野1の一ノ木戸小学校で行われた。3〜6年生の約400人を前に、三条凧協会会長の須藤謙一さん(57)が凧や、三条、伝統への思いを語った。
三条市で1軒だけとなった凧屋の「須藤凧屋」6代目の須藤さんは、児童が凧を揚げる際の協力や、三条夏祭りの「凧(いか)と凧(たこ)ばやし踊り」のパレードに登場する鯛(たい)車の修理などで学校と交流がある。
11月7日の講演では、須藤さんが三条の凧の歴史や、自らと凧とのかかわりを説明した。短大卒業後に一般の企業で勤務していた須藤さんは、先代の父から凧屋を後継す...
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