
新潟市で開業した民泊「Guesthouse HANARE」。空き家を活用し、地域の活性化に貢献している=新潟市西蒲区間瀬
民家を活用した宿泊施設「民泊」が、新潟市で徐々に増えている。空き家を有効に使えるほか、素泊まりの客が多いため、運営者の負担が少なくて済むことも背景にあるようだ。スマートフォンの「翻訳アプリ」の普及で外国人客に対応しやすくなったこともあり、開業はさらに増えそうだ。
国はインバウンド(訪日客)の増加による宿泊需要の高まりを受け、民泊事業者の義務、禁止事項などを定めた「住宅宿泊事業法(民泊新法)」を2018年に施行した。新潟市で担当する保健衛生部保健所環境衛生課によると、民泊新法に基づく民泊の届け出は18件(24年8月現在)で、18年度以降、毎年1〜6件ずつ増えている。
このほか、新潟市は「国家戦...
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