「音響の町シバタ」の立ち上げを宣言したハードオフコーポレーションの山本善政会長(左)=新発田市中央町2
「音響の町シバタ」の立ち上げを宣言したハードオフコーポレーションの山本善政会長(左)=新発田市中央町2

 新潟県新発田市を再び「音響の町」にしようと、住民有志が音響の魅力を発信し、地域活性化につなげる取り組みが動き出した。リユース業のハードオフコーポレーション(新発田市新栄町3)の前身で、1970〜80年代に音響ファンでにぎわったオーディオ機器販売店「サウンド北越」の跡地などを拠点に活動。今後、定期的にイベントなどを企画する予定で、関係者は「まちなかで音楽を楽しめる文化を根付かせたい」と意気込んでいる。

 「『音響の町シバタ』を宣言します」。中央町2の旧サウンド北越1号店の建物で10月中旬、音響愛好家の住民らが集まり、実行委員会の発足式が開かれた。サウンド北越の創業者でハードオフの会長、山本善政さんが...

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