
佐渡人形芝居保存会の定期公演。野浦双葉座が文弥人形「蓮如上人一代記『嫁威しの場 肉付の面』」を披露した=佐渡市中原
国の重要無形民俗文化財「佐渡の人形芝居」を楽しむイベントが、アミューズメント佐渡(新潟県佐渡市中原)で行われた。佐渡人形芝居保存会による定期公演で、所属する8座のうち7座と、親子教室で学ぶ子どもたちが、のろま人形と文弥人形を披露。観客約70人が、佐渡弁でユーモラスに語る滑稽話や哀切を極めた物語などを堪能した。
定期公演は11月10日に開かれた。廣栄(こうえい)座によるのろま人形の「五輪仏」では、道化役の木の助らが交わす佐渡弁の軽妙なやりとりが、会場の笑いを誘った。野浦双葉座は文弥人形「蓮如上人一代記『嫁威(おど)しの場 肉付の面』」を披露。信心深い嫁を脅す、鬼の面をかぶった姑の様子などが、三...
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