恒例の「慈善釜」に募金を入れる市民=11月22日、長岡市寺島町
恒例の「慈善釜」に募金を入れる市民=11月22日、長岡市寺島町

 歳末助け合いの寄付を募る「慈善釜」が11月22日、新潟県長岡市寺島町の仏壇・墓石会社のトーア長岡寺島本店に設置された。2024年で43回目で、冬の風物詩となった大釜に、雨の中訪れた市民が小銭や紙幣を入れていった。

 釜は仏具を洗うために使われていた。直径、深さとも1メートルほどで、重さは約100キロ。社員5人が釜とふたを運んで店内に置いた。

 浅野恭兵副社長(36)は「少しでも支援を必要とされている人の力になれるよう、活動を続けていきたい」と呼びかけ、募金に訪れた長岡市の住職男性(72)は「募金は1年かけてためてきた。恵まれない人に浄財が行き渡ればいい」と話した。

 12月23日に釜を開け、全額を...

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