
中部国際空港に向かって新潟空港を飛び立つトキエアの機体=9月27日
電子部品用材料のナミックス(新潟市北区)は11月26日、新潟空港を拠点とする航空会社トキエア(同東区)が佐渡線で導入予定の小型機を取得したと発表した。取得額は約31億円。機体はトキエアへリースする。ナミックスはすでにトキエアの1号機も保有しており、計2機のリース契約でトキエアの経営安定化を支援する。
トキエアが3号機として運航を予定する、フランスの航空機メーカーATR社の「ATR42-600」を取得した。トキエアによると、3号機は11月29日にフランスを出発し、12月上旬に日本に到着する予定。
今後就航を予定する佐渡線などで使用する機体で、48人乗り。滑走路の短い佐渡空港に離着陸できるように、座席数を減らして軽量化する方針だ。
ナミックスは、トキエアが丘珠(おかだま)(札幌市)線などで運航する1号機を取得し、トキエアへリースしている。3号機の取得で、保有は2機目となる。安定的なリース契約でトキエアの負担を減らし、経営を支援する。
ナミックスは「県内での社会的責任(CSR)活動の一環。地域社会への貢献と、経済活性化の一助になりたい」とコメントした。
トキエアは...
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