
10月の3連休を利用して「史跡佐渡金山」を訪れた観光客=佐渡市相川地区
新潟県佐渡市の渡辺竜五市長は11月13日の定例会見で、4月下旬から半年間運行した「相川周遊バス」について、計4537人の利用があったと説明した。「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産登録以降に利用が伸びており、「スタートとしては一定の評価ができる」と述べ、2024年も運行する考えを示した。
相川周遊バスは、4月26日から10月末まで、きらりうむ佐渡-史跡佐渡金山間で運行した。乗用車の混雑緩和を図るパークアンドライド事業の一環。大きな駐車場のある場所で周遊バスに乗り換えてもらい、金銀山のガイダンス施設きらりうむ佐渡の訪問増も図るのが狙いだった。無料で1日5往復した。
1カ月ごとの利用者は、ピークの8月が1417人。9月は910人、10月は702人だった。週末の利用が多かったが、10月は平日利用と差がなかったという。
渡辺市長は「旅の前に知ってもらう仕組みづくりを進めたい」と述べた。
新潟空港を拠点とするトキエア(新潟市東区)の佐渡便就航の時期について、...
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