G大阪戦に向けて調整するFW長倉幹樹=聖籠町
G大阪戦に向けて調整するFW長倉幹樹=聖籠町

 J1アルビレックス新潟は第37節の11月30日午後2時から、デンカビッグスワンで4位のG大阪と対戦する。今季のホーム最終戦で、勝つか引き分けで自力残留が決まる大一番。松橋力蔵監督は「勝つことだけを信じている」と選手を送り出す。

 J2へはJ120チームのうち、下位3チームが自動降格する。16位の新潟は、柏や磐田などと熾烈(しれつ)な残留争いを繰り広げている。今節で新潟がG大阪に敗れ、磐田がFC東京に勝つケース以外は、新潟の残留が決まる。

 前節9日の柏戦からは3週間、公式戦がなかった。この間、J2山形と練習試合を行ったほか、個人の技術向上にも取り組んだ。松橋監督は「選手たちは緩んでいる姿を1回も見せなかった」と自信を見せる。

 新潟はリーグ戦で現在7戦未勝利。その7戦で計4得点と、得点力は低調だ。さらにG大阪は総失点がJ1で2番目に少なく、堅守を誇る。チーム最多の10得点を挙げるFW谷口海斗は「自分たちから仕掛けていきたい」と攻略を誓う。

 ホーム最終戦を迎えるが、今季は特にホームで勝てていない。リーグ戦は第36節までのホーム18試合で、4勝6分け8敗。勝率は22%にとどまっている。

 主将のDF堀米悠斗は「最後のホームゲームは必ずいい姿を見せたい。バックアップもしっかりお願いしたい」とサポーターに呼びかけた。

◆FW長倉幹樹、ルヴァン杯の悔しさ晴らすゴールを

 FW長倉幹樹は、...

残り634文字(全文:1203文字)