伝統技法の蒔絵でスプーンを作る親子たち=11月24日、新潟市中央区
伝統技法の蒔絵でスプーンを作る親子たち=11月24日、新潟市中央区

 仏壇などに使われる伝統の技法「蒔絵(まきえ)」を体験する親子向けのワークショップが11月24日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。24組が職人にこつを教わり、蒔絵の純金スプーン作りを楽しんだ。

 伝統技術をテーマにした新潟日報みらい大学の一環。江戸後期創業の林仏壇店(新潟市中央区)の伝統工芸士佐藤裕美さん(44)と両親が講師を務めた。

 蒔絵は漆で描いた模様に金や銀の粉を付着させて表現する伝統の技。子どもたちは木のスプーンの柄に小筆で花や動物、自分の名前などを思い思いに描いた。金粉をまとわせると、絵柄の部分が輝きを放ち、「豪華」「きれい」と歓声が上がっていた。

 雪だるまなどを描いた...

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