県庁1階で展示されている、微生物の力で汚水を浄化する装置「バイオランドリー」=12月2日、県庁
県庁1階で展示されている、微生物の力で汚水を浄化する装置「バイオランドリー」=12月2日、県庁

 微生物の力で生活用水を再利用できる装置「バイオランドリー」が12月2日から、新潟県庁1階の県民ホールで展示されている。能登半島地震の被災地などで活用実績があり、産学官が連携して開発した商品の一つとして、来庁者に新潟県の防災産業の取り組みを発信する。

 バイオランドリーの中にはヤシの実を砕き、汚水を分解する微生物を含んだ「ヤシガラマット」が入っている。約30分で雨水や川の水などを入浴で使えるレベルに浄化できる。水は飲めないが、能登半島地震後に石川県では手洗い用の水の確保に役立てられた。

 バイオランドリーは産学官が連携して防災に取り組むプラットホーム「にいがた防災ステーション」を通じて誕生。長岡技...

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