
当選の知らせを受け、万歳をする内田幹夫さん(中央)=12月1日、魚沼市井口新田
新潟県の魚沼市長選は12月1日、現職の内田幹夫さん(69)が無投票で2期目の当選を決めた。民間出身の経験を生かした産業振興など、手堅い政治手腕に市議らから一定の評価があり、他の立候補者は現れなかった。これまで短期で市長の交代が続き、安定した市政の継続を望む声も多い中、人口減対策やインフラ整備などをどれだけ進めていけるかが問われている。
「もっともっとこの町をよくしたい。私の大好きな魚沼市をもっと全国に広めていけるよう頑張りたい」。内田さんは12月1日朝、小出商店街で行った第一声で声を張り上げた。
1期目はトップセールスによる農業や観光業の振興に力を入れた。魚沼コシヒカリのブランド力を生かすた...
残り738文字(全文:1038文字)