
雰囲気を和らげようと、似顔絵などが飾られた十日町病院の廊下=十日町市高田町3
無機質な印象のある病院施設に、芸術の力で明るく安らげる空間をつくり、患者や病院スタッフのケアにつなげようと、新潟県十日町市の県立十日町病院(吉嶺文俊院長)が「ホスピタルアート」に取り組んでいる。手始めに、木の板に絵を描いて病院の廊下を彩るイベントを開催。「患者さんの心を癒やせれば」と願い、ゆくゆくは「芸術を介して患者さんに深く寄り添いたい」という。
イベントは2024年発足した「十日町病院アート部」が11月9日に初めて開催した。スタッフやその家族、県立十日町看護専門学校の学生ら約40人が参加。大切な人やペットなどの「笑顔」をテーマにした。
参加者は十日町市産のブナやクリなどの六角形の板に、絵...
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