記念ライドに参加する佐渡サイクリング協会のメンバー=佐渡市両津地区(佐渡サイクリング協会提供)
記念ライドに参加する佐渡サイクリング協会のメンバー=佐渡市両津地区(佐渡サイクリング協会提供)

 サイクリングで新潟県佐渡市の地域活性化や健康増進に貢献しようと、市内の愛好者が「佐渡サイクリング協会」を発足させた。2025年3〜4月に総会を開き、活動を本格化させる予定で、島内のお薦めルートの作成や交流イベントを通し「サイクリングの島」のPRに取り組む。

 佐渡市では、島内を自転車で走る「佐渡ロングライド210」や「佐渡国際トライアスロン大会」を開催しており、全国から大勢の参加者が集まっている。ただこれまでは、グループライド(集団走行)の催しなど定期的な活動が乏しかったという。

 佐渡市は交通量が主要道路を除けば比較的少なく、信号機のない道路も多い。サイクリングに適した環境として、島外愛好者の観光にも寄与できると着目した。佐渡を拠点に活動する自転車ロードレースのプロチーム「佐渡ゴールデンアイビス」が2023年に始動したことで機運も高まったことから、24年10月に協会を発足させた。

 メンバーは現在、島内の愛好者13人。佐渡ゴールデンアイビスの選手2人にもオブザーバーとして協力してもらい、交流イベントなどを計画...

残り291文字(全文:751文字)