G大阪戦で競り合う星雄次ら
G大阪戦で競り合う星雄次ら

 J1アルビレックス新潟は12月8日、残留を懸けて最終節の浦和戦に臨む。引き分け以上なら自力で残留が決まる。対浦和はJ1通算1勝6分け24敗と大きく負け越し。敵地での勝利は一度もなく、鬼門となっている。リーグ公認の競技データ「J STATs」を基に難敵浦和を分析し、勝負のポイントを探る。

 12位浦和のボール保持率は56%と、J1の20チーム中3位。57%で2位の新潟同様に高いパス成功率を誇り、細かくパスをつないで攻めるのが特長だ。リーグ戦12得点のFWチアゴサンタナや、今夏加入した元新潟のMF本間至恩(新潟市東区出身)のドリブル突破など、個での打開力がある選手もそろう。

 さらに両チームで共通するのは、被先制試合の勝率の低さだ。新潟の9%(リーグ15位)に対し、浦和は6%(同16位)。先に失点すると苦しむ傾向が強いだけに、互いに先制点を奪いたいはずだ。

 新潟が先制するためにも、序盤から主導権を握りたいところ。重要になるのは攻守の切り替えだ。相手よりボールを奪う回数が多ければ、ボール保持の時間はおのずと増える。

 攻撃中にボールを...

残り543文字(全文:1012文字)