箱を挟んで持ち上げる「クランプフォークリフト」。箱を載せるパレットを入れ替えれば、積み替えが完了する=長岡市新産1
箱を挟んで持ち上げる「クランプフォークリフト」。箱を載せるパレットを入れ替えれば、積み替えが完了する=長岡市新産1

 青果物の箱を積み替える作業の効率化に向け、新潟県長岡市新産1の長岡中央青果は、複数の箱を両脇から挟んでつかむ運搬用車両「クランプフォークリフト」を1台導入した。青果市場での導入は県内初。作業の負担を軽減し、新鮮な青果物を速やかに出荷することを目指す。

 長岡中央青果によると、時間外労働を規制する物流の「2024年問題」に対応し、通常は手作業で荷降ろしをするトラック運転手の負担軽減策として、フォークリフトで下ろせる荷役台「パレット」に、一定量の箱を載せて輸送する産地が増えているという。しかし、市場で別のパレットに積み替える新たな作業が発生し、課題となっていた。

 長岡中央青果は運送会社、県と協力し...

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