
鮮やかな黄緑色に仕上がった「枝豆もち」=弥彦村
年末年始を控え、新潟県弥彦村の農事組合法人「麓(ふもと)二区生産組合」では、切り餅の生産が最盛期を迎えている。組合で栽培したもち米を使った餅作りは約50年になる。9種類ある切り餅の中でも、特徴的なのは「枝豆もち」だ。弥彦地区の特産である枝豆のPRも兼ねて開発し、年々生産量を伸ばしている。
枝豆もちは約10年前、商工会などの呼びかけで地元の特産品として開発した。改良を重ね、5年ほど前に商品化した。
夏に収穫して冷凍保存した枝豆を生地に練り込む。さらに粒のままの枝豆も入れている。「こしと煮崩れのしにくさを維持するのに苦心した」と本多雅志理事。鮮やかな黄緑色で枝豆の香りをしっかり楽しめる。
枝豆も...
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