世界遺産登録後の佐渡金山を支援する自民党の議員連盟の会合=16日、東京都千代田区
世界遺産登録後の佐渡金山を支援する自民党の議員連盟の会合=16日、東京都千代田区
世界遺産登録後の佐渡金山を支援する自民党の議員連盟の会合=16日、東京都千代田区

 「佐渡島(さど)の金山「相川鶴子金銀山」と「西三川砂金山」の二つの鉱山遺跡で構成。17世紀には世界最大級の金の産出量を誇った。金の採取から精錬までを手工業で行っていた時代の遺構が残っているのは、世界的に例が少ないとされる。」の世界文化遺産1975年に発効した世界遺産条約に基づき、歴史的建造物や遺跡を対象にユネスコが人類共通の財産として登録する。国内では姫路城などが登録されている。世界遺産にはほかに、貴重な生態系などの自然遺産と、文化と自然の要素を併せ持つ複合遺産がある。登録の可否は世界遺産委員会が決める。登録を目指してきた自民党国会議員の議員連盟が12月16日、党本部で会合を開き、登録後の地域振興などを支援する議連として再出発した。新潟県佐渡市の渡辺竜五市長らが出席し、金山労働者の追悼式などについて国の支援充実を求めた。

 新しい議連は「『佐渡島の金山』世界文化遺産を支援する議員連盟」。事務局によると、自民党国会議員43人が入会した。

 前議連に引き続き会長に就いた中曽根弘文元外相はあいさつで「佐渡が潤うよう引き続き応援しなければならない」と改組する意義を説いた。11月に行った佐渡金山の労働者追悼式に韓国が参加しなかったことにも触れ「残念な形。今後の在り方を...

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