「いきいきわくわく科学賞2024」の表彰式。県知事賞の受賞者・阿部優さん(十日町西小4年)=12月21
「いきいきわくわく科学賞2024」の表彰式。県知事賞の受賞者・阿部優さん(十日町西小4年)=12月21
「いきいきわくわく科学賞2024」の表彰式。県知事賞の受賞者・田中珂子さん(上越有田小5年)=12月21日

 新潟県内の小中学生が、身近な疑問を解決しようと観察や実験などに取り組んだ成果をたたえる「いきいきわくわく科学賞」(新潟日報社主催)の表彰式が12月21日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。最高賞の県知事賞など44点の上位入賞者に、賞状と記念品が贈られた。

 子どもたちの科学への興味関心を高め、科学的な見方や考え方を育てるのが目的。27回目の今年は、小学校中学年(3、4年生)と小学校高学年(5、6年生)、中学校物理・化学、同生物・地学の4部門に920点の応募があった。

 小学校高学年の部で県知事賞に輝いた上越市の有田小5年、田中珂子(かこ)さん(11)は23年からビオラの花を研究。今年はピンクの花を咲かせようと、交配や日光量を工夫して根気よく観察した。ピンクの花は咲かなかったが、花弁の色の濃さの違いや発現しやすい色の理由を考察した。

 式典であいさつした田中さんは「記録を継続したおかげで新しい発見があった。いつかピンクのビオラを完成させたい」と今後の抱負を語った。...