世界大会で金メダルを獲得した谷川紗菜さん(左)と小泉瑠寧さん=新潟市中央区の鳥屋野総合体育館
世界大会で金メダルを獲得した谷川紗菜さん(左)と小泉瑠寧さん=新潟市中央区の鳥屋野総合体育館

 新潟市の空手道場「白山空手道会」に所属する中学生と同会出身の大学生の2人が、群馬県高崎市で開かれた空手の世界大会で、形(かた)の部門に出場し優勝を果たした。56カ国約2000人が参加する中、海外勢の大声援が響く会場の雰囲気にものまれず、安定した演武で世界一を達成。創立から半世紀を迎えた道場も、2人の活躍に沸いている。

 優勝したのは、新潟第一中3年の谷川紗菜さん(15)=江南区=と、青山学院大4年の小泉瑠寧(るね)さん(22)。大会は日本空手協会主催の「船越義珍杯 第16回世界空手道選手権大会」で、新型コロナウイルス禍の中断を経て10月下旬に7年ぶりに開催された。谷川さんは37人がエントリーし...

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