死体遺棄事件の現場付近=12月22日、聖籠町次第浜
死体遺棄事件の現場付近=12月22日、聖籠町次第浜

 新潟県聖籠町次第浜の死体遺棄事件で、県警が遺体の身元を発表した12月24日、男性の自宅がある町内の住民からは困惑や不安の声が聞かれた。捜査本部が置かれた新潟署からほど近い静かな住宅街で、「まさかこの地域の人が事件に巻き込まれるなんて」と驚く人もいた。

 周辺の住民らによると、男性の自宅前では12月上旬に複数の捜査車両が駐車し、捜査員がメジャーを使って入り口の辺りを計測するなどしていたという。

 近隣に住む70代女性は「ここは新潟署が近くて、普段は平穏な地域なのに」と驚きを隠さなかった。

 男性は1人暮らし。地域の行事などに顔を出す様子はなく、近隣住民との交流はあまりなかった。近くに住む80代男性は「60年近くここに住んでいるが、男性には会ったことがない。近況は分からない」とつぶやいた。

 男性の親族と交流があった...

残り367文字(全文:725文字)