新潟県は1月8日、性行為などで感染する梅毒の2024年の患者報告数が前年比13人増の140人となり、1999年の統計開始以来、最多となったと発表した。これまで最多だった2022年の137人を上回った。近年は全国的にも患者が過去最多ペースで推移しており、県は早期の検査や治療を呼びかけている。

 梅毒は「梅毒トレポネーマ」という病原菌による感染症で、主に性交渉中の接触で感染する。性器や口の中にしこりができ、全身に赤い発疹が出る。妊婦が感染すると、死産や早産につながる恐れがある。

 24年の新潟県内の感染者は男...

残り172文字(全文:472文字)